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MBSJ(仮名)

2012.02.12.Sun
ふと気が付くと2月ももう半ば。恐ろしい速さで時間が過ぎ去って行くのは何の罰ゲームだろう。

おかげさまで、わたしが関わった東京公演は無事終了した。
10日も前の話で恐縮です。

公演終了後、楽団員たちのいい笑顔…
わたしがアナタたちのために何時間残業したか…思い出しても泣けてくるわ…
ちなみに真ん中が笛のお師匠さん(坊主じゃないですよ)、
…お師匠さんの「いい笑顔」は百歩譲って許す。



ところで、このコンサート、2000席のうち1000席は我がシャの招待枠だった。
震災復興にあたり、ご支援いただいた方々をご招待したのだ。

ご招待した中に、MBSJ(仮名)というとーっても大きい会社の支社長さんがいらっしゃった。
震災直後に、わたしの住む市にも多額のご寄付をいただいた企業さんだ。

支社長さん、コンサートの休憩時間に用事があったらしく、後半の曲が始まってからお戻りになった。
当然客席に入れるわけがない。
でもMBSJ(仮名)ほどの大企業の支社長さんなら、そんなことご存知でしょう。まさかねー、ご存知ないなんてねえ。


…後半の曲が始まって、チケットブースも「そろそろ片付けましょうか」的な雰囲気になっていたところ、会場係がわたしたちを呼びに来た。

「○列○番のお客様が遅れていらっしゃって…主催者様からご説明いただけますか」

ホールの会場係は、そういうトラブルをさばくプロだ。
それが主催者を呼びに来るとは、お客様も相当お怒りなのだろう。

そこで、わたしとオーケストラの担当者、それにチケット販売の担当者が客席入口に向かった。
(1000席は一般のお客様向けに販売したから、今回の事業はチケット屋さんにも手伝ってもらっていたのだ)

そしたらアナタ、天下の大企業・MBSJ(仮名←しつこい?だってわたしも自分がかわいいし)の方だったワケですよ。
なぜそんなことが分かるかというと、招待者に発送した1000枚のチケットは、全て誰に送ったかこちらで記録していたからだ。

と言ってもこちらは興行に関してはシロウト、チケット屋さんが矢面に立ってくれた。

M「どうして(この私が)入れないんだ」
チ「だって曲が始まってしまいましたから。
  どなたにも次に入れる時(=この場合はアンコール)までお待ちいただくことになっています」
M「だって前半では入れてたじゃないか」
チ「それは舞台転換があったからです。
  後半は交響曲ですので、楽章と楽章の間ではお入りいただけません」
M「それをどうして事前に言わないんだ。君たちの落ち度じゃないのか」

ここでブチンと切れたチケット屋さん、

チ「はぁ?ほかのみなさんがちゃんとお戻りなのに?時間に遅れられたのはお客様だけですよ。
  それをいちいち主催者がアナウンスしないといけないんですか?お客様お一人のために?」

ええっ!一応相手は客だよ…ここでキレるなんて早いんじゃないの?

M「だって分からない客だっているだろう、とにかく私はちゃんとチケットを持っているんだ」
チ「いくらお客様が権利をお持ちのお席だとしても、
  他のお客様でそれを迷惑だとお感じになるお客様は大勢いらっしゃいます」
M「そんなこと構わんよ」

わたしの控えでは、Mさんのチケットはうちのシャチョーのどまん前の席だった。
このオッサンを入れたらうちのシャチョーが何と言うか…おもしろいから入ってみろよ

しかしわたしたちが口をはさむ間もなく、チケット屋さんはまくしたてるまくしたてる。

チ「私、この仕事長いですけど、
  途中入場を許したために、お客様同士で小競り合いになった場面を何回も見ています。
  今お客様にご入場をお許しして、恥をかくのはお客様ですよ。
  針のムシロと申し上げてもよいでしょう」

結局、あまりにもうるさいのでこちらが根負けした形となり、いちばん後ろの席なら2楽章が終わった後に入ってもいいということになった。

M「いいでしょう。大妥協だ」

いやこっちが大妥協なんだけど。

そしてMさんを会場係に託し、チケット屋さんとわたしとオーケストラの担当者はチケットブースに戻って来た。

チケット屋さん、怒り冷めやらぬ様子で
「いや、あそこまでしつこい人も久しぶりですよ。
 torakoさんの方で招待した方なんでしょ?いったいどこの方ですか?」

それがね、天下のM…

「ええっ!そんな大企業の…あんなに大騒ぎして恥ずかしくないんですかね」

恥ずかしくないんだろうね。カネさえあれば何してもいいって思ってるんじゃないの?

…とはtorakoも言わなかったけどさ、
「いえ、こちらこそお恥ずかしい限りです。予測できなかったとはいえ、申し訳ありませんでした」

ってよく分からないものに対して謝っておいた。

x-x-x-x-x
torako、この仕事とても大変だったけど、最後に面白いものが見られてよかったよ。
「torakoよりずっと田舎モノ」なんて自分の人生でもなかなかお目にかかれませんでしたのでね。

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