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演奏事故【2】

2010.05.04.Tue
見知らぬおじさんに怒鳴られ、子どももビビったらしく、
「だって…ママが…ママが…ひっく…」
と小声になってブツブツ言っている。
ちょうど「車掌が笛を吹いて、重い車輪がゆーっくり動き出す場面」だったので、そんな小声もぜーんぶ聞こえてしまう。

わたしもこの頃には気が付いていたが、誰か団員(出演者)の子どもだったのだ。
だからママは呼んでも来ないワケ。モロお仕事中だからね。
ママもステージ上で気が気じゃなかったと思うよ…かわいそうに。

そしてホールはようやく静かになり、曲も軽快に流れ始めた。
さあ、楽しい旅の始まりですよ~


と思ったその時、


わたしの後ろで階段
(ステージと客席を行き来するための階段がありますよね)
がギシギシと鳴る音がし、誰かがそっとステージに上がってきた。演奏中なのに。
「えっ?」と思ったが、任務を離れるわけにはいかない。もう列車動いちゃってますから。

指揮者を見ると、指揮者もこっち(わたしの後ろ)を見ている。そりゃあ見るよ、ありえないことが起こってるんだもん。
そして、おそらく一部始終が見えていたであろう低音パートの音がごっそりなくなった。
うわー、違う曲になってますがな~!列車が緊急停止するぅ~!

どうやら、子どもがママのところに行ったらしい。
そして、ママは子どもを連れて、ステージ袖に引っ込んだらしい。
彼女が吹いていた旋律もきれいになくなった。「犯人のママ」がようやく特定できた。

わたしからは一部始終見えない場所での事件でよかった。
見えていたら、わたしの旋律がきれいになくなっていたことだろう。

…「駅に着いた時」には、指揮者も団員もぐったりしていた。
お客さんからの拍手に同情がこもっていた。


x-x-x-x-x
誰もが口をきかず、疲れ切って楽屋に入ると、彼女が子どもと遊んでいた。
子どもは大好きなママに構ってもらって、すっかりケロッとしている。
しかし彼女は、わたしたちを見ると椅子から飛び上がり、「すみませんでしたーっ!」と頭をぺこぺこ下げ続けた。

「しょうがないよ、誰にでも起こり得ることだしね」
「演奏中、気が気じゃなかったでしょう」
「本当に大変だったね」
みんな年齢も近いし、同じ年頃の子を持つ母も多い。それに、彼女を責めても仕方がないことも分かっている。
わたしたちも彼女に労いの言葉をかけてやった。オトナだ。

すると誰かが
「でも、ダンナさんが上がって来るとは思わんかったわ」
と言った。

なにーっ
ステージに上がって来たのは ダ ン ナ と子どもやったんかー

ダンナさん、奥さんが演奏活動をしているのに、「演奏会慣れ」していなかったのだろうか。
演奏会に連れて来るなとは言わないけど(そんな高尚なコンサートでもないし)、
あれだけ子どもが騒いだら、まずホールの外に連れ出すもんですってば。
しかも演奏中にいい大人が(子どもでもどうかと思うが)ステージに上がってくるって…ちょっと世間の常識からズレてませんか?



そんなダンナとは早く離婚しなよpen1_02.gif

コメント

ヽ(  ̄д ̄;)ノ

2010-05-05.Wed 22:02
見知らぬおじさんに一喝されて子どももおとうちゃんもビビっちゃったね。
こういう家族はこの後KYな家族で仲良くやっていくんですよ・・・・
URL|おぶたやん #R/T0D4oQ[ 編集]

おぶたやんさん♪

2010-05-14.Fri 20:31
お返事遅くなってすみませんでした。

お母さんは(彼女が高校生の時から知っていますが)「まっすぐのびのび」な感じの人なんですけどね…大らか過ぎて「細かいことはキニスンナ」という家庭なのかもしれません。
いい機会なので(?)「本番中ステージに上がっちゃダメ」ということを、よーくご家族に噛んで含めていただきたいです。
URL|torako #-[ 編集]

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