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惨劇【3】

2008.08.28.Thu
前回までのあらすじ

さて、翌朝。
いつもより早く出なければならず、30分早く起きて準備していたら、電話が鳴った。

なんと、ゆうべほとんど死にかけていた上司からではないか。
ちゃんと起きれたんか…不死身やな…。

「いやー、昨日はごめんごめん!
 カミさんにも怒られちゃってさー」

えええっ
まるで別人のようなさわやかさではないですか

くどくどとした話を聞いているうちに、だんだん腹が立ってきた。
結局コイツは何も反省などしていないのだ。
今だって、奥さんに怒られたから、とりあえず電話をかけてきたのだろう。

「あーもー、勝手にしろ」と思いながら電話を切って、仕事に行った。


x-x-x-x-x
前の晩寝ていないうえに、今日も1日韓国人の相手をして、すっかり疲れ切った。
まさに最後の力を振り絞り、夕方に職場へ戻った。

すると、すっかり元気になったブタが、得意げに武勇伝を語る姿が目に飛び込んできた。
「いやー、すっげー伝説作っちゃったよー」
「オレの伝説、尾ひれや背びれがついて、後世まで語り継がれるんだろうなー」
「オレのがんばりも認めてほしいよな」





どっかーん





気がついたら、ブタの前に仁王立ちになっているtorakoがいた。

「ちょっとっ!何エラそうに語ってんですか!
 隣の課(汚した車は隣の課から借りていたものだった)には謝ったんですかっ」
「あ…まだだった。どれ、謝っとくか。よっこらしょ」

1回死んじゃえよ

「ブタが車を汚した」という事実だけは、尾ひれも背びれも付かず、部内全員に伝わっていたようだ。
わたしのキレ具合を見た同僚が興味半分、ビビリ半分に
「ねえねえ、何があったの?」
と聞いてきた。

自分が酔った時の話を聞かされるのは誰だってイヤだろう。
そう思って、わたしは課長にも最低限の事実しかメールで伝えなかったのだ。
(車を洗った後、課長にメールを入れておいたので、帰りがより遅くなった)
それなのに、それなのに…情けのかけ損じゃん。くぅ~っ。

もちろん洗いざらいぜ~んぶしゃべってやった。みんなドン引き

「何で連れて帰ってきたのー!途中で捨ててくればよかったのに」

うーん、何でって言われてもなあ…。
本当にその時は動転して、そういう選択肢がなかったんだよなあ。

「次は川にでも投げ込んで来ます。ってか次はもうないし。
 二度と一緒に仕事をすることはないですから」

【完】
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惨劇【2】

2008.08.27.Wed
前回までのあらすじ

もはや家畜と化した上司を後部座席に放り込み、コンビニを後にした。
もう十分遅いし、飛ばしていけば15分くらいで着くはずだった。
しかし、車を汚されるのだけは避けたかったので、急ブレーキをかけなくてもよいよう、時速40kmくらいでトロトロと進んでいった。

しばらくすると、ヤツの携帯が鳴った。
きっと奥さんからだ…。
帰るって連絡してから、1時間は経ってるからなあ。

ヤツが電話に出ると、奥さんの声が運転席まで聞こえてきた。
そりゃあ怒るよねえ…。
しかしヤツはほとんどロレツが回っておらず、何を言っているのかさっぱり分からなかった。

と、突然ヤツが電話をわたしの耳元に押し当ててきた。
代わりにしゃべれというのだ。
びっくりして振り向くと、ヤツのデカい顔が至近距離に

今吐かれたら困る~

「ちょっとー!危ないじゃないですか!
おとなしく座っててくださいよ!」

とヤツを突き飛ばし、「すみませんすみません」と電話に出ると、
「本っっっ当に申し訳ありませんっ!」と奥さんの声が聞こえてきた。
受話器に向かって頭を下げているのが、目に見えるようだった。

気の毒な奥さん…
なんでこんなブタと結婚しちゃったんだろ…

「今、○○交差点まで来ました。
あと10分以内には着くと思います」
「すみません、よろしくお願いします」

そして、交差点を曲がったのだが、その遠心力が引き金になったのか、

「うえっぷ」
ビチビチビチビチ…


ああー
ついに恐れていた事態が~
pen1_02.gif


一刻も早くコイツを車から引きずり下ろさなければ。
さっきまでの超安全運転とはうってかわり、アクセルが床につくまで踏み込んで、自宅へと急いだ。
車にはカイシャ名が入ってるけど、もうそんなのかまってられない!

家に着くと、奥さんがすぐ出てきてくれた。
「すみませんでした…ほら、アナタ、降りて」
「やだっ!降りない」

コイツ、降りたら奥さんに怒られると思ってるんだな。
しかしそうはイカン。早くわたしから離れてくれ。

「ねえ、送ってきてもらったんだよ。分かる?
お礼言ったの?」

お、奥さん…
なんでこんなブタにそこまで優しくできるんですか…

ま、お礼とかいいから早く降りてくれよ~
奥さんとわたしと2人で、ぬるぬるする腕をつかんで、とりあえず引きずり出した。
それから、奥さんは汚れたマットを庭の水道で洗ってくれた。
幸いなのか、ヤツの最後の良識なのか分からないが、たまたまほとんど靴の中に吐いたらしく、シートは無傷だったのだ。
奥さんが洗ってくれたおかげで、においはともかく、見た目にはほとんど分からないくらいになった。

ありがとう、奥さん。
後光が射して見えます~

それから、嫌がるブタを何とか家の中に入れ、出発した。
それが、既に23時。

そのあと、カイシャに着いてから、守衛さんに手伝ってもらって、車を掃除した。
そして、握力がなくなるまでファ●リーズを吹き(なぜか職場にあったんだなこれが)、窓を全開にして、車庫に止めた。
それから職場の自分の席に戻ったのが、24時30分。

うちに帰ったのは26時を過ぎていた。

続く

惨劇【1】

2008.08.27.Wed
仕事でガイジンとの宴会に出なければならず、郊外の温泉に上司と行った。
荷物もあったので、わたしはカイシャの車で行き、全然飲まなかった。
しかし、上司はなぜかベロベロに酔っ払ってしまい、わたしが自宅まで送ることにした。

出席者には上司のキャラクターは大ウケで、みんなホテルの玄関まで送ってくれた(他のみんなは泊まり)。
上司も「ありがと!ありがと!」と満面の笑みで、調子よくみんなと握手していた。

しかし、車の後部座席に座った瞬間、ヤツは不機嫌に黙り込んでしまった。
(イカンイカン、既に「ヤツ」呼ばわり)
「大丈夫ですか?気分悪くないですか?水とか飲まなくていいですか?どこかで車を止めなくていいですか?」
とチョー気を遣って話しかけているのに、ウンともスンとも言わない。

それどころか、
「バカっ!オマエは生意気だ!」
と鼓膜が破れそうな声で怒鳴り出した。

送ってやってんのになんだその態度は!上司といえども暴言は許さん!
「バカはそっちでしょ!イヤなら降りろ!」
「…」
あり?おとなしくなったぞ。

しかし、しばらくすると、また
「オレはオマエが気に入らない!」
とかなんとか騒ぎ出した。
よく聞いていると、別の女性の同僚とわたしを勘違いしているようだ。
全くしょうがないなあ。

ちょっと落ち着かせようと思い、コンビニに寄って水を飲ませることにした。
「水買ってすぐ戻ってきますから、車で待っててくださいね」

そして店内に入り、急いで職場に電話をかけた。
で、ヤツの自宅の電話番号を聞き出し、それから奥さんに電話した。
「ご自宅まで送ろうと思うんですけど、どうやって行けばいいですか?」
「すみません、ご迷惑おかけして…」
「いえいえ、こちらこそご連絡が遅くなってすみません」

それから水を買って外に出ると、ヤツは勝手に車から降りて、駐車場に座り込んでいた。
「はい、水買ってきましたよ」
でも、ヤツはすっかり酩酊していて、口までペットボトルを近づける前に傾けてこぼしてしまい、服がびしょぬれになった。
「ちょっと!大丈夫ですか?気持ち悪いんですか?トイレ行かなくていいですか?」

すると、ヤツは瞳孔の開き切った半眼でこちらを見ながら
「オレはオマエが好きだ~~~」
と腕をつかんできた。

ひいっ

さらに恐ろしいことに
「キスしていいか~~~」
相当気持ち悪いのか、口が泡だらけだった。

もはや人間ではなく、宮崎駿のアニメに出てきそうな別の星の生き物のようだった。
怖いー!怖すぎるー!

「ちょっと、やめてくださいよっ!それ以上近づいたら人事課にチクりますよ!」

ドンっ(突き飛ばす音)
ゴンっ(元気よく頭を打った音)

「あーっ、すぃませんすぃません!大丈夫ですか?」
「いたーい」
自業自得で正当防衛なのに(?)、ヤツは大声で泣き始めた。

わたしは慌てて倒れたヤツの腕をつかんで起こそうとしたが、なぜか腕がヌルヌルしていてうまくつかめず、
(それに太っているので)
全然起こせなかった。

ずっとやり取りを見ていたらしいコンビニの客が見かねて、車に乗せるのを手伝ってくれることになった。
そして、店内から店員を呼んできて、男2人がかりでヤツを後部座席に押し込んだ。
捕獲された猛獣のように、暴れる暴れる…わたしはやり方を知らなかったのだが、手伝ってくれた客がチャイルドロックをかけてくれた。

あ、ちなみに、その車にはうちのカイシャの名前が入ってました…。

続く

torako、ビザを取る

2008.08.22.Fri
今日は、東京のアメリカ大使館に留学ビザ(F-1ビザ)の申請に行った。

わたしは恥ずかしながら、首相官邸だの国会議事堂だのというあたりには修学旅行でしか行ったことがないのだが、あんなにおまわりさんが立っているとは思わなかった。
大使館は少し離れているが、おまわりさんがまわりにずらっと立っていることには変わりがない。

大使館側に渡ろうと信号を待っていたら、おまわりさんに「どこに行くんですか」と聞かれた。
「ビザの申請に行きます」と言って渡らせてもらった、渡った先にもおまわりさんがいて、「どこに行くんですか」と聞かれた。
こんなに何回も聞かれたのでは、悪いことをしていなくてもそんな気分になってくる。
「え、えっと、び、ビザの…」
それと同時に、反対側の信号機から
「ビザ!ビザ!」
とさっきのおまわりさんが叫んでいるのが聞こえてきた。
何かとんでもなく田舎者扱いされているような気がした…。

さて、手荷物チェックも終え、携帯も預けて、いざビザ課へ。
(どうでもいいんですがニンテンドーDSも取られました)
入口にきれいなおねーさんがいて、書類がそろっているか事前チェックしていた。
わたしの前のおじさんが、全然書類がそろっていなくて、かなり手厳しくやられていた。
顔はきれいなのに、チョー性格悪いカンジ。
「…この1枚を記入されるだけで精一杯だったと思うんですね。で、ほかの注意は全然読む余裕がなかったんじゃないかと思うんです。…」
おじさん必死に抵抗するも、あえなく撃沈。

わたしは、書類は完璧だったのだが、
「写真の背景が青いのは使えないんですね。外にインスタント写真のボックスがあるので、撮り直して来てください」
ええー、写真屋さんに確認して、留学業者にも何も言われなかったのにー。
っていうか、写ってるのはわたし以外の誰でもないのにー。
直前のやり取りですっかり抵抗する気力が失せており、すごすごと写真を撮りに行く羽目になった。

そして、ようやく待合室に入ることができた。
わたしは10時45分の予約だったのだが、10時半の時点で100人くらい待っていた。
こりゃあ絶対定刻には呼ばれないね…。

ここから、書類を1番窓口に提出して、まず2~4番で指紋窓口を撮られるために待ち、さらに5~9番窓口で面接のために呼ばれるのをひたすら待つ。

結局、お昼のニュースが始まってからようやく呼ばれた。1時間半ですよ。
まるで日本の病院みたいだ…。

面接は英語だったり日本語だったり。
(面接をするのは全員ガイジンだった)
わたしへの質問は、たった2つ。
「アメリカヘ、ナニヲシニイキマスカー?」
「英語の勉強をしに行きます」
「ベンキョウガオワッタラ、ナニヲシマスカー?」
「すぐに日本に帰ってきます」

すると、係の人は何やら書類にさらさらと書いて
「ハイ、アナタノビザハー、キョカサレマシター」
え?1分もかかってないよ?何かさみしい~

ちなみに、建物全体が古いのか、待合室もまさに病院の待合室のような雰囲気だった。
狭いし、照明も暗いし、やられている仕事はまさに「役所仕事」だ。torakoでもできるね。

天災は忘れた頃にやって来る

2008.08.14.Thu
隣の席の同僚が外線を取った。

「もしもし…Yes, this is ホニャララオフィス…」

げっ英語じゃん

同僚は一生懸命メールアドレスを伝えているが、なかなか伝わらないようだ。
みんなで仕事の手を止めて、心配そうに見守った。

「…アンダーバー…アンダーバー…」

なぬ?「アンダーバー」は英語じゃないのか?

しかしどうやら通じたようで、同僚がようやく電話を切った。
長い長い通話だった。
あー、電話を取ったのがtorakoじゃなくてよかったよ。

x-x-x-x-x
そのあと、別の同僚が、外国にある日本の事務所(日本人が働いている)に電話をかけた。

「もしもし…Hello, this is ホニャララ spaeking...」

げっ日本人はお盆休みかよ


電話を取った人(現地採用の職員?)には「○○さんと話したいから変わって」の「○○(名前)」が全然通じないようで、同僚は何回もスペルを伝えていた。

日本の事務所なんだから、日本語ができない人は採用しちゃだめだよー

油断のならない1日だった。
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